フランスでの葬儀やお墓参りの流れと参加時のマナー

葬儀

フランスでは、友人・知人が亡くなられた場合、知る術は人伝に情報を入手するか新聞の死亡者リストで発見するかである。
日本では死亡者リストは新聞にはないけれど、フランスの新聞には必ず出ている。対照的に出生者リストも同じぺ-ジに掲載されている。
あとは、「誰々さんが死にそうだ」とか「うわさで事故って死んだと聞いたけど」などと言う場合に、直接聞きに行けないけれど知りたい場合に役立つのがインタ-ネット上の「リスト・デ・デセ」(死亡者リスト)である。こちらには亡くなった日にち&葬儀の日時+喪主の名前+遺族からのリクエストが載っているので、周囲に故人の知り合いが居なくても明確にわかるシステムになっている。

ちなみに喪主からのリクエストは「供花のみ受け付け」などである。

葬儀は日本とは違って死後3~5日経ってからが一般的。
死亡者リストや新聞で、必ず葬儀の場所を確認する事が必須。フランスでは自宅での葬儀はない。通常は教会か墓地で行われる。

葬儀での服装は、日本の様な喪服を着て来る人は居ない。フランスでは平服で参列OKなのだ。
とは言え、黒っぽい服や紺・グレ-などが浮かずにおススメである。中には赤い服や花柄、夏には短パン&ビ-サンも居るがマネはしない方が良いだろう。香典の習慣もないので、参列者は意外にも手ぶらが多い。靴は、葬儀後にすぐに墓地に埋葬(土葬が主)するために一緒に参列するなら女性はヒ-ルは避けた方が無難である。墓地が砂地なので埋まってしまう。ちなみに墓地は、親族以外でも誰でも参加可能である。

フランスでの葬儀用の供花は、日本で言えばお祝いに使う様なアレンジメントフラワ-である。
日本は白い花や菊が一般的だが、フランスでは白い花は10歳以下の子供が亡くなった場合のみに使用される。
若い人には、男女で色を区別したり故人の好きな色にしてみたり。花屋にお任せで頼むのも悪くない。お年寄りが亡くなった場合には、これでもかと言うぐらいに派手な花を。原色三昧のアレンジメントが一般的である。

供花の値段は、日本と違って派手ではないので大体が30~50ユ-ロが相場である。
ご近所とか数人で1つの供花を出す場合は、1人10~20ユ-ロ。しかしながら、フランスでは手ぶらで参列する人間の方が大半である。供花を出しても、金を出しても(滅多にない)、香典返しの様なお返しは一切ない。

葬儀の時間は、大体1時間少々。
そして埋葬にかかる時間も1時間程度である。

お墓参り

フランスでは11月1日がトゥッサンと呼ばれる祭日です。
「万聖説」と言う祭日で、全ての聖人に捧げられる日、言いかえては、お墓参りの日になっています。

この時期には、花屋さんやス-パ-などで、お墓参り用の色とりどりの菊の花が鉢植えになって売られています。
切り花でも構わないのですが、フランスの場合には鉢植えの菊が一般的に使用されています。
日本のお盆の様に沢山の人が来てお花を置いて行くので、この時期はお花畑の様です。

フランスの墓地は土葬がメインの為に、砂地になっている所がほとんどです。
日本の様なお線香や、食べ物をお供えしたり、お茶やお酒をお供えすることなどもありません。供花のみです。
お墓の掃除をしたりなどと言う事もありません。墓地に生える雑草などは、市町村役場の担当部署で綺麗に掃除してくれます。

お花をお供えしたら、墓前にて立ったままで良いので手を合わせて故人をお参りします。
フランスはカトリックの国なので、墓前にて十字を切る方々も非常に多いです。同じ様に十字を切っても全く問題はありません。
十字の切り方ですが、上→下→左→右の順番です。胸の前で手を組んでお祈りします。

お墓参りの時の服装ですが、何の服を着ようが、どんな色の服を着ようが全く問題ありません。
ただし、11月のフランスは既に時期的に寒く、天気も悪天候の日が多いです。足元が砂地なのでヒ-ルは避けた方が良いです。
お墓参りの後には、墓地内を散策するフランス人が非常に多いです。フランスでは日常的に墓地がお散歩コ-スになっていたりするので、散歩も可能です。

地域によっても違いますが、11月は冬時間で暗くなるのが早いので、墓地の閉園時間が早くなっていますので注意して下さい。
お花にお水をあげる際に使用したジョウロは、必ず定位置に戻して下さい。



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