イギリスで犬と暮らす

動物愛護大国といわれる英国。公園では綱をつけることなくのびのびと散歩し、パブのなかでもビール片手の飼い主の足元でカーペットのように悠々と昼寝。さらには電車や地下鉄にも当然のように犬が乗車。ケージに入れる必要もないし、乗車料もただ。家を探すのだって目くじら立てて「ペット可」を探す必要も無い。賃貸でも大家さんのと交渉次第。こんな様子を目にしていると、「犬を飼いたい」と思う人も多いのでは無いでしょうか。そこで、どうやって犬を探したらいいのか説明します。

日本のようにペットショップに行っても犬は売っていません。ペットショップはあくまでも動物の餌やおもちゃや綱、首輪といったグッズを売っているところです。それではどうするのか?大別して3種類の方法があります。

保護団体から引き取る

小額を寄付したりする場合もありますが基本的には無料。しかし、新しい飼い主に適しているかの厳しい審査があります。レスキューされた犬のため好みの犬種を選ぶのはかなり難しくなります。以下は有名な3団体です。

RSPCA (王立動物虐待防止協会)

1824年に設立された世界最大の動物福祉団体で世界最古とされている。全ては寄付金で賄われ、年間10万頭以上の動物を救出している。

バタシー・ドッグ&キャッツ・ホーム

ロンドンと郊外の2施設合わせて常時600匹の犬、100匹の猫保護しており、(一部の例外を除いて)期間を決めず保護の必要のある限り世話を続けている。
運営費用は全て寄付金。

ドッグ・トラスト

英国内に17箇所。総費用71億円の半分以上は寄付で残りは遺産の寄付やイベント収入。

情報誌・ブリーダーから探す

第二の方法は地元の情報誌、スーパーやペットショプなどの掲示板、ペットの雑誌やインターネットでブリーダーを探す。ブリーダーの良し悪しの判断が難しい。

ケンネルクラブで探す

第三にはケンネルクラブを通してブリーダーを探す。
ケンネルクラブに登録したブリーダーのリストを手に入れることが出来ます。
ケンネルクラブのサイト内に子犬探しのページがあり、簡単な質問に答えると自分にふさわしい子犬が提案されます。

子犬の値段は400/500ポンドあたりから。犬種によってもかなり違いがありますが、日本のように人気のある犬種が短期間で変動する事はありません。

日本ではごく普通の光景ですが、英国では庭で(紐に繋いで)飼うと動物虐待と見なされる事もあります。1882年に世界最初の「動物虐待防止法」が制定されたこの国では、「高温の夏、車内に犬が長時間いれられたままだ」などと虐待の通報をされる事もあります。

1999年の「犬の飼養および販売に関する法律」で生後8週間に達していない犬は販売が許されていません。幼少時は母犬や兄弟犬と共に生活し社会性をつけることによって健全な成長を促すという理由からです。

子犬を選ぶときには必ずブリーダーを訪問し子犬だけでなく母犬や環境を確認して判断する必要があります。

犬を連れて外出・旅行をするには

イギリスに生活しているといたるところで犬を目にします。しかし、パブでもお酒を飲む「バー」までは犬を同伴できますが、レストラン部分には連れて入れません。レストランでもカフェでも外のテーブルは犬オーケーというところが多くあります。犬用の水が用意されているところもあります。しかし、日本のドッグカフェのように膝に乗せて一緒に食事というのは見かけません。

ドッグ・フレンドリーなビーチも多く、海辺を散歩する犬も多く見かけますが、利用者が増える5月から9月までは犬は入れなくなるところもあるので注意してください。
イギリスには「犬連れ大歓迎」といった宿泊施設もたくさんあります。雑誌や本やネット検索でも簡単に見つかります。

自分の車に犬を乗せて国外旅行をするイギリス人も少なくありません。フェリーで渡れる国へ犬を同伴する旅行者を良く見かけますが航空機を使用しての旅行はそれ程一般的ではないようです。

海外旅行のためには犬のパスポートを取ります。これはかかりつけの獣医さんに行けば手続きを教えてくれます。

まずマイクロチップを埋め込んでから、狂犬病の予防注射を済ませ、パスポートを申請します。狂犬病の予防注射から少なくとも21日経たないと旅行できません。帰国の際には滞在国によっては再度の狂犬病予防接種や条虫駆除が必要になる場合もあります。検疫のために留め置かれる事もありますので行き先は慎重に検討する必要があります。参考に犬のパスポートの取る場合のページを記しておきます。

https://www.gov.uk/pet-travel-information-for-pet-owners
https://www.gov.uk/take-pet-abroad/overview

旅行や休暇中に犬を預ける場合は、ボーディング・ケンネル(犬の宿泊施設)や個人のドッグシッターに預けたり、ペットシッターに家に泊まってもらもらって、犬の世話と留守番の両方をしてもらうなどいろいろな選択肢があります。(ペット ホテルで検索すると、ペット歓迎のホテルのリストが出てきてしまいます。)



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